納品書における消費税

従来の消費税の計算方法は、各明細行毎に計算する方法、明細行の税抜き金額の合計に対して計算する方法、いづれの方法で消費税の計算をしてもよかったのですが、インボイス制度が始まり、インボイス対応の請求書を作成する場合は、請求書1枚に表示される明細行の税抜き金額の合計に対して消費税計算をされた請求書しかインボイス対応の請求書として認められなくなりました。
この方法では、一定期間の納品書を1枚の請求書にまとめて請求するケースでは、問題が生じることがあります。1枚の納品書にある納品合計金額が請求書では、明細行になってしまい請求書の明細行毎に消費税額を計算の結果となってしまいインボイスに対応した請求書ではなくなってしまいます。もし、請求書で消費税額計算を再度行ってしまうとそれぞれの納品書にある金額と納品書との金額が異なるケースが生じることがあります。このような事態を避けるためにも、納品書においては一切の消費税の計算を行わずに、税抜き金額のみを表示して、消費税については請求書で計算する旨の案内文を付与することをお勧めいたします。このアプリケーションで納品書を作成する際に税額欄に0(ゼロ)を入力することで消費税額計算を行わずに消費税額表示の位置に請求書で計算をする旨の通知文を表示しています。

(2023年8月11日作成)
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